ユーコさん勝手におしゃべり

12月26日
 月曜日、数人で夕食をとりに行った。誰かが
 「今日くらいから、何をしても『今年最後の○○』っていえますね」 と言った。
 「そうだね。今日も今年最後の月曜日だし。2006年中に月曜日は、もう二度とこないんだよ。」
 「おお…」 と皆、何かよくわからない感慨を持った。
 そして、今朝、スーパーの広告を拡げたら、「今年さいごの大安吉日」と銘打ってあった。正月の松飾りを買いなさい、今日がラストチャンスですよ、ということらしい。
 私はといえば、来週、送りの伝票書きのとき、うっかり2006年と書いてしまわないことが当面の目標だ。毎年何枚かはミスるのだった。
 来週は2007年、平成19年、だもんね、と自分に確認する。

12月20日
 冬至が近い。上野動物園のくまのクーちゃんも冬眠に入った。うちの飼い亀も今日外に出して冬眠態勢に入った。冬眠用バケツにふたをして、春までしばしお別れだ。今年は季節のやってくるのが遅めで、いつも美しい紅葉を見せてくれるハンギングプランターの一角が、まだ生き生きと緑色をしている。ここ2・3日急に冷え込んできたので、一気に冬の到来だろうか。ともあれ、冬至を過ぎればまた日が伸びる。寒くても、朝がだんだん明るくなってゆくのは、楽しみだ。
 「読書の秋だから」と溜め込んだ本がまだ読み終わらずに、ベットサイドで待っている。こちらだけはまだ秋の続きのお楽しみであった。

12月11日
 仕事の前に近所の温泉施設の朝風呂へ行く。店舗からこの温泉までは、車で15分ほど、銀杏の街路樹の道をたどってゆくことができる。少し前までみごとな黄葉だったが、今は木についている葉より舗道に落ちた葉の方が多いところもある。黄色く染まった道を歩く人の顔色は、照り返しでいつもより明るく見える。
 銀杏並木を抜け、茶色くてしょっぱい東京温泉につかる。ゆれる湯舟が陽に輝いていた。明日からしばらく、冷たい雨模様の日が続くと、天気予報が言っていた。
 天気のよい日はごちそうだ。心も体も日光消毒して、来るべき冬にそなえよう。

12月8日
 沈丁花のつぼみ!
今日のうれしい驚きは、急に膨らんだ沈丁花のつぼみ。いつも歩く近所の道でいつものように、無意識のうちに植物の点検をする。沈丁花の木のてっぺんに、ういういしい薄緑があり、そこはつぼみの子どもだと認識していた。けれど、今日、沈丁花の前を通ったら、明らかにそこはつぼみ群になっていた。急に楽しくなって店にとんで帰り、うちの店の横の沈丁花のプランターをのぞいてみた。
 「やっぱり。つぼみになってる!」
来年も春がやってくる。この喜びを誰に伝えよう。
 店主に言ったが、「ああ、あのいい匂いのやつか。もう咲くのか?」とつれない。ちがうよ、咲くのはまだ来年の春だよ。これからつぼみのまま、冬の寒さを耐え、時には雪をかぶり、霜に凍りつくんだよ。それでもしっかり木のてっぺんに鎮座しつづける、そのけなげを讃えたい。
 先日、新宿御苑へ紅葉を見に行ってきた。みごとな紅や黄の木々を堪能した。紅葉が終われば、葉は落ちるしかない。秋がゆく。朝晩の冷え込みはもう初冬の訪れを感じさせる。少し寂しい気持になっていたところに、沈丁花のつぼみは、素適なプレゼントだった。
 師走 睦月 如月と、しばらく寒さも続きますが、皆様も風邪など召しませぬよう、ご自愛ください。

2006年11月のユーコさん勝手におしゃべり
2006年10月のユーコさん勝手におしゃべり
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